表忠碑(江島神社)

軍事遺物
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日露戦争で亡くなった陸軍工兵井上春吉君の表忠碑。明治44年2月に在郷軍人会によって江島神社の中津宮境内に建立された。揮毫は乃木大将。由来については不詳だが、この場所から推測して井上春吉さんは、江の島出身の唯一の日露戦争戦没者であり、名誉の戦死として、片瀬ゆかりの乃木将軍に揮毫を依頼して、島の中心である中津宮境内に建碑したのであろう。
碑高248p、幅130p、厚さ25p、台石65p。
所在:江島神社(藤沢市)


(刻字):
碑正面:
「表忠碑 希典書」
碑裏面:
「明治三十七八年戰役中死没セル陸軍工兵二等卒井上春吉君ノ爲ニ乃木陸軍大将閣下ノ揮毫ヲ請ヒ此碑ヲ建ツ
明治四十四年二月
江之島在郷軍人一同」