日露戦争の戦勝を記念して、明治39年5月に建立された狛犬である。
右手の阿形の狛犬は、「戰捷」と刻まれた玉を、左手の吽形の狛犬は「紀念」と刻まれた砲弾を踏みしめている。
いずれも溶岩を積み上げた台座の上に鎮座しており、中ほどには子犬も乗せられている。
台座部分には碑文や奉納者などが刻まれた石板が何枚か嵌め込まれている。
所在：吾妻神社（中区）
（刻字）
右手台座
「王師渡海 屡戰屡克 豈獨人力 惟神之徳」
「明治三十九年五月建之」
「横濱 荒井半之輔 河野五藏 荒井新治朗 荒井志布子」
左手台座
「嗚呼神徳 何以永憶 爰設?猊
撰文以刻
」
＊同様の狛犬は、山王町の日枝神社にもある。
