陸軍重砲兵学校の演習地であった小原台の敷地境界標石と推測される。
材質はすべて花崗岩の石柱であり、@、A、C、D、Fは同タイプで幅15cm角、地上部35cm前後で、頂面に中心に丸い窪みがあり、刻字は「陸軍」。しかし、文字は比較的小さく、彫りこみも浅いため写真でははっきり確認できない。
Eは幅20cm角、地上部35cm以上で、頂面に十字が刻まれ、刻字は「陸軍用地」である。
なお、Bは花崗岩製であるが、この2種類とは異なり、雑な整形であり、刻字も見当たらず、陸軍標石でない可能性もある。(もしかすると逆さまに埋められているのかもしれない)
これらの標石は、現在、防衛大学校の敷地境界となって残っている。