横須賀観光協会の記念スタンプ
昭和10年10月10日から使用開始された横須賀観光協会製作の記念スタンプである。
横須賀駅に備えられ観光客が自由に押印できた。
横須賀観光協会は、遊覧客(観光客)の誘致を目的として、この年の7月26日に設立されたばかりの組織であり、会長には横須賀市長、副会長には商工会議所会頭が就任している。
図案は、戦艦の主砲越しに望む水平線に一隻の軍艦が浮かび、湧き出る雲の上には海軍機が飛翔している。文字は「観光協会」及び「軍港・横須賀」とあり、まさに軍港が観光資源であったことがうかがえる。