綱島温泉二業組合の広告
二業とは、芸者屋と料理屋の組合であり、県は彼らにも新体制の徹底を要請していた。
「其筋の令達」という文言に伺うことができる。綱島温泉はかっては、東京の奥座敷と呼ばれた大きな温泉街であったが、新幹線の開業などで、箱根・熱海に客足が移行し廃れていった。
内容
「時局に即応致し其筋の令達尊重、家庭の延長として開放組合員一同営業致し居ります
星軍将兵壮行会の宴は特に御相談申上げます
綱島温泉二業組合
水明 梅島 桃花 東京 桔梗 洗心 来楽 入船 田中 桃山 文化
琵琶圃 高砂園別館 静香 永命 福住 長楽 大網 里の家 常盤 綱島荘
綱島園 中丸園 松島園 末広 へちま 楽園 桃月庵 千歳」鳴子 静岡家
福よしホテル 嬉野 興花 熱海 弥生 甲子 春日家 辰芳 旭屋(順不同)」
掲載:昭和16年1月