レートメリーの広告
平尾賛平商店とは、明治11年平尾賛平によって創業され、戦前は「東のレート、西のクラブ」と称された化粧品メーカー。昭和29年に廃業。レートメリーとは、白粉とクリームをセットにした画期的な化粧品で大正7年に発売された。
内容
「科学的なクリーム白粉 レートメリー (原色・白色・オークル)
いけない事です。お化粧などに二十分も三十分も時間をかけるのはお互いに止め様ではありませんか。暑い夏は殊更です。かと言って、全然の素肌でも身嗜みがなさ過ぎるし、ホンノリと薄い程度の清楚な整容こそ日本女性の誇りでしょう 一品で白粉とクリームの作用を兼ね備えて居て、手早くサッと美しく仕上るレートメリーをこの機会に何よりも御奨めします。東京 平尾賛平商店」
掲載:昭和16年7月